八代の観光地の1つで温泉街の『日奈久』
かつては泉地と呼ばれ温泉街として栄えていましたが観光客の減少、日奈久に住む方の高齢化、若者の減少とともに歴史ある温泉街としての輝きを失いつつあります。
現在の日奈久の人口 | ||
---|---|---|
男性 1282人 | 女性 1630人 | 合計 2912人 |
H28年10月末現在
世代別 | |||
---|---|---|---|
1~20歳 293人 | 21~40歳 369人 | 41人~60歳 580人 | 60歳以上 1670人 |
H28年4月末現在 出典 八代市HP
このままでは日奈久の将来が危ない!
危機感を感じ行動を起こしている方がいます。

松本 啓佑さん
・日奈久温泉 旅館 金波楼 専務
・日奈久温泉旅館組合 組合長
・Team I Love HINAGU 会長
「昔の日奈久を取り戻したい!」そう強く語られた松本さんの幼い頃の日奈久は活気があり、お祭りの際は花火もあがり、屋台も数多く出店していたとのこと。
日奈久地域活性化に向けてどんな取り組みをしているのか?
カーネーション風呂

5年前から毎年「母の日」限定で日奈久温泉ではカーネーション風呂に入浴できることをご存じの方は多いかと思います。
このカーネーション風呂は松本さんと仲間で話をしているときの思いつきから始まりました。きっかけは日奈久にあるカーネーション農家では注文に応じて花を切り落とさないといけず、その切った花の使い道がないか考え「温泉に入れてみよう」となり、始めたところ大好評で、母の日と言えば「カーネーション風呂」と認知度が上がってきています。
ちくわ焼き体験

毎週土曜日に「ちくわ焼き体験」を日奈久温泉センターばんぺい湯前で開催されています。
日奈久に宿泊するお客様をより楽しませることはできないかと考え始められました。宿泊客だけでなく誰でも参加可能です。1本500円ですがサイズが大きく、自分で焼いたちくわを食べられるので満足される方が多いです。
この他にも「八代」、「日奈久」の為に日々活動されています。
今後はどんなことをしますか?
日奈久にある丸形のレトロなポストをご存知ですか?
※写真はイメージ
このポストの色を黄色に塗り「幸せの黄色いポスト」とし、他にも「絆」が深まるスポットが日奈久にあるのでさらにパワーアップさせて『聖地』と呼ばれるようになりたいとのこと。
また、宿泊客には日奈久の街を人力車で案内するプランも!!

最後に
熊本地震でも様々な被害があり、ゴールデンウィークは、普段はどの旅館も満室がほとんどなんですがほぼ全部キャンセルという事態にもなりました。
今は「九州ふっこう割り」等の効果もあり、観光客も戻りつつあります。
今後の日奈久に注目ですね!
※記事内容は取材時点のものです。変更となっている場合がございます。