八代産トマトの廃棄量ゼロを目指すトマト農家の挑戦
全国のトマト好きの心を鷲掴みにしている青年が八代にいる事を知っていますか。
青年の名前は中村優貴。
中村さんは「八代市で1000トン捨てられているトマトの廃棄量ゼロ」を目指して活動している八代のトマト農家さんです。
中村さんはトマト農家をしながら、これまで当たり前に畑に捨てられていたトマトを本気でゼロにしようと、日々奮闘しています。
その活動の様子を、自身のインスタグラムで動画投稿すると、大きな反響を受け、瞬く間に全国のトマト好きから注目を浴びる存在となりました。
そんな中村さんに今回は話を聞いてきました。
Instagramで「トマト男」と話題の中村優貴さん
作れば儲かる時代は終わり、八代市のトマト農家でも、物価高騰と価格競争に耐えられない農家は、次々とリタイアしていきます。
物価高騰は消費者にも影響を与え、「トマトが大好きだけど、買えない消費者が全国にいます。」
そんな中、規格から外れたトマトは畑に捨てられている現実があります。
その量は八代市だけでも1000トンにも及びます。
今まで畑に捨てて、1円にもならなかった1000トンのトマトを流通出来る形を作り、全てを買い取れる様になれば農家さんの1、2ヶ月の生活費になります。
また、八代市と周辺市町村のこども食堂さんへの寄付を行っています。
他には長田町のお店の店頭で無料でトマトを配ったり、廃棄トマトを中心とした規格外野菜を販売するイベントを開催したりとまぁ色々、、詳しくはインスタグラムで動画を見て欲しいです。
そのためには多くの方の応援が必要です。
さっき話した、これまで行ってきた活動ですが、そのほとんどは僕が自分で考えて行動した事ではありません。
現在作っている加工品の商品名も全国の1000人以上の方へのアンケートで決まりました。
まだ全国の方々がこの活動を知らなかった活動初期は、友人をはじめ、八代市の多くの方が僕の活動のサポートをしてくれました。
今は、応援してくれる人も徐々に増え、八代市と全国のたくさんの方に応援してもらいながら進んでいます。
しかし今、廃棄ゼロに向けての大きな壁が立ちはだかっています。
廃棄削減は10トンも、ではなく10トンしかできていません。
1000トン中の10トンなので約1%の削減です。
残りの99%のトマトのほとんどが、「汁が出ている」「やわらかい」「少し割れている」トマトです。すぐ食べる分には十分食べれますが、流通させる事はできません。
しかし、この八代市の1000トンのもの大量の廃棄トマトがこれまで解決されなかったのにはワケがあります。
そのワケは、加工にチャレンジしたほとんどが赤字になるからです。
チャレンジしたほとんどの事業者が赤字になり、事業を継続出来ていません。
というわけでこの廃棄問題を解決するための加工品作りは、成功した前例のない事です。
今まで誰も出来なかった事に取り組み、それが達成された時、沢山の方を助けられる事が出来るなら、僕は人生を賭けて取り組む価値があると思っています。
前述した通り、加工には多額の費用が必要です。こども食堂への寄付などの慈善活動を行うための活動資金も必要です。
そのために今、クラウドファンディングに挑戦して、全国の方から資金調達を行っています。
日本に、いや世界に誇れるトマトの加工品を僕は作りたい。
そしてそれが成し遂げられた時、多くの農家の助けになれると信じています。
そのために、まずは八代の皆さんに応援して欲しいと思っています。
返礼品には八代市長田町にある店頭で出来るトマトの詰め放題(2キロ以上)が500円で出来るチケットなどを用意しています。
クラウドファンディング詳細は↓をご覧下さい。